カルシウムやたんぱく質が豊富で栄養価の高いヨーグルト。母乳やミルクで慣れているから、舌触りのいいヨーグルトもすぐに食べてくれそうだと思うお母さんも多いと思います。ですが、離乳食としてヨーグルトを与えるには、時期や量、メーカーに注意が必要です!

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今回は離乳食のヨーグルトに関する注意点をご紹介していきます。
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ヨーグルトは赤ちゃんの腸内を健康にしてくれる

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生まれたばかりの赤ちゃんは無菌の状態で生まれてくるのをご存知でしたか?
赤ちゃんは普段の食事や生活を通して、無菌状態〜約100兆個もの腸内細菌を体内に取り込んでいきます。そこで大切なのが、善玉菌と悪玉菌のバランスです。健康を保つには、腸の中で、善玉菌と呼ばれる、ビフィズス菌や乳酸菌の数が悪玉菌を上回っている必要があります。悪玉菌の数が上回ってしまうと下痢やアトピーなど、免疫力の低下に繋がります。
そのため、乳酸菌やカルシウムを多く含むヨーグルトは、離乳食として積極的に与えたい食品のひとつです。
離乳食のヨーグルトは何ヶ月から与えていいの?
個人差はありますが、離乳食初期〜中期頃(6〜7ヶ月)以降に与えることができます。
赤ちゃん用のヨーグルトでおなじみのベビーダノンなどは、6ヶ月頃が目安となっています。
赤ちゃんにあげる時の注意点

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アレルギーをもつ家系は1歳前後まで待つ
ヨーグルトは牛乳に比べたんぱく質の量が少なく、アレルギーを起こすリスクが低い食品として知られています。ただし、牛乳で出来ていることは変わりないため、赤ちゃんがアレルギーを起こす可能性はあります。
アレルギーを持った人がいる家系は、赤ちゃんもアレルギー体質である可能性が高いです。まずは粉ミルクで様子を見つつ、大丈夫であれば、1歳前後まで待ってから与える必要があるかもしれません。これについては医療機関の方のアドバイスを参考にしてみてください。
初めてあげる時は医療機関で受診可能な平日のお昼
ヨーグルトにかかわらず、初めての食品を与える時は、アレルギー症状が出てすぐに病院で診察してもらえるように、平日の昼に与えましょう。また時間差でアレルギーの症状が出る可能性もあるため、初めての食品を与えたあとは、2時間程赤ちゃんの様子を見守ることが大切です。体に赤みや発疹ができたらすぐに病院にいきましょう。
果糖ヨーグルトは与え過ぎに注意
果糖ヨーグルトの中には赤ちゃんが食べやすいように甘く作られている製品があります。果糖ヨーグルトに慣れてしまうと、味の薄いものを食べなくなってしまう可能性もあるので、できるだけ味の薄い、無糖のプレーンタイプを選ぶことをオススメします。
一度にたくさん与えるのはやめましょう
ヨーグルトは牛乳でできているため、消化酵素が足りていない赤ちゃんはうまく消化出来ない場合があります。ヨーグルトの与えすぎには注意しましょう。
まとめ

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健康によく、食べやすいヨーグルトですが、一度にたくさん与えると、アレルギー症状を起こしたり、体調を逆に崩したりしてしまう可能性があります。バランスを見て、適度に与えることが大切です。